バティカは手軽に遊べるアフリカの楽器です。紐でつながれた二つの木の実でできていて、プラスチック製のものとは違い爽やかで優しい音色がします。紐には手に馴染みやすい西アフリカのパーニュ布を使用しています。国や民族によって呼び方は様々で、アサラトともテレヴィとも呼ばれています。まずは一つ手に入れて、簡単な演奏をしてみましょう!演奏方法実の一方を手のひらに置き、ブランデーグラスを持つ要領で人差し指と中指の間に紐を挟みます。手のひらを垂直にして、前後に手を振ると遠心力で玉がグルングルンと周り、二つの玉がぶつかり、カチカチと音を出します。実の中で動く種の「シャカシャカ」と玉のぶつかる「カチカチ」が複雑に交わり、絶妙なリズムが奏でられます。コツは、手のひらを回さず、スナップをきかせ軽く前後に拝むように動かすこと。さらに、バティカを二個用意して、左右のリズムをずらしアンサンブルを作ったり、アクロバティックな技を競い合ったり、可能性は無限大です。音遊びセンス溢れるアフリカ楽器の代表格です。